ワーキングホリデー後に、スペインに残りたい方に朗報!
スペインのワーキングホリデーの延長は不可ですが、長期学生ビザを新たに申請すればスペインに引き続き滞在することが可能です。
ワーホリ後日本帰国の必要なし!手続きは全てスペインで
日本に帰国せずにワーキングホリデービザをスペインの学生ビザに切り替えることが可能になりました。(スペインにビザなしの観光客として入国し、現地到着後に学生ビザ申請もOK)
ここではワーキングホリデービザからスペインの学生ビザへの切り替え方法や必要書類を紹介します。
ここで紹介しているものは2022年7月の情報です。
ビザに関する条件や申請方法・書類は突然変更されることもあります。申請を考えている方は必ず最新情報を入手して下さい。
また必ずしもビザが認可されるとは限らないことを念頭に置いて下さい。
ワーホリビザからスペイン学生ビザの必要書類&申請方法
日本で学生ビザを申請するのとほぼ同じ条件で、申請に必要な書類は若干少なくなります。
必要書類
- ビザ申請用紙:申請書はEX 100
- 税金支払い証明:銀行振込用紙はModelo 790 Código 012
- パスポート:有効期限が滞在延長期間以上あること。1年以上が望ましい。
- 入学許可証:6か月以上(181日以上)、週20時間以上の授業申し込み&支払い。スペイン語学校の場合はセルバンテス協会認定校であること。
- 無犯罪証明書(犯罪経歴証明書):在スペインの日本大使館及び日本領事館で申請可能。
- 銀行残高証明:滞在予定月×600ユーロ/月以上。600ユーロは最低額なので、残高は多ければ多いほど望ましい。
- 保険:診察時に支払いの発生しないCopagoで、本国送還保険/一時帰国(Repatriación)がカバーされているスペインの保険であること。
2023年9月現在、ワーキングホリデーのステータスで滞在している方が大使館で無犯罪証明書を申請できなかったケースがありました。
手続を始める前に必ず無犯罪証明書の取得が可能かご確認下さい。
申請方法
手続きは二段階あります。まずはビザを申請。
ビザ認可後にTarjeta de Estudainte(学生証・NIEカード)を取得する手続きをします。
ビザの申請の手順
- 語学学校に申し込み&支払いをし、入学許可書を発行してもらう。
- 無犯罪証明書を取得(スペインで日本の無犯罪証明書を取得するには、2ヶ月半程度時間がかかるとされています)
- 銀行口座開設、保険加入手続きをし、必要書類を集める。
- ビザ申請用紙・その他の書類をSubdelegación del Gobiernoに提出。オンライン申請も可能。
- 1か月程度でビザ認可・却下の通知の受け取り。
ビザ申請後の手続き:Tarjeta de Estudianteの申請
ビザが認可された場合は、Tarjeta de Estudiante(学生証・NIEカード)を取得する手続きをします。
- 指紋採取(Toma de Huella)の予約を取ります。
予約はSede electrónica Administraciones Públicasのサイトに入り、「Procedimientos」➡「Extranjería」➡「Cita Previa de Extranjería」の一番下「Acceder al Procedimiento」➡「INTERNET CITA PREVIA」で自分が住んでいる場所を選び「TRÁMITES CUERPO NACIONAL DE POLICÍA」の「POLICIA-TOMA DE HUELLAS」を選択し必要事項を記入します。必要書類は予約確定後に表示されます。 - 指紋採取(Toma de Huella)を行います。
- 以前は約30日後にカードが出来上がり指定のオフィスで受け取りでしたが、コロナウイルス後は予約が必要になっています。1.の手順で「POLICÍA – RECOGIDA DE TARJETA DE IDENTIDAD DE EXTRANJERO (TIE)」を予約してカード受け取りの日時を予約して下さい。
当サイトでは、ワーキングホリデーから学生ビザに切り替え手続きをサポートしたことのある学校や、割引のある格安語学学校、安いスペインの保険を紹介しています。興味のある方はお問い合せ下さい。
スペインで学生ビザを申請するメリット
- 学生ビザの申請のために日本に帰国する必要がなく、航空券の節約になる。
- 学校の申し込みをする前に体験レッスンを受けたり、学校見学ができる。
- 学校の宿泊施設を利用しない場合が殆どなので、その分も節約できる。
スペインで学生ビザを申請するデメリット
- ワーキングホリデービザの期限が切れる2ヶ月前程度に次のビザの申請が望ましい。
- ワーキングホリデービザからの切り替えの際、情報が少なく弁護士が必要になる場合がある。
- ビザ申請の諸々に関する予約を取る必要があり、予約困難な場合もある。
- 無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)の取得は、スペインにある日本大使館か領事館を通してい行うのでかなり時間がかかる。また、無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)や健康診断書はいらない言われたのに、実際には書類を要求された人がいるなど、情報が少なく曖昧。
- まだ余り知られていないビザの切り替え方法なので、学校によっては情報がなくサポートが受けられない。
- 学生ビザ申請はワーキングホリデーとは違うので、語学学校に通うのにお金がかかる。
- スペイン語がある程度出来ないと、特に何かビザ申請で問題が起きた時に対応が難しい。
- 6か月以上の延長(ビザ切り替え)でなければ認められないので、短期学生ビザの申請は不可。
実際にはフライトチケット以外の費用を考えなければ、日本で手続きをした方がよいと言うのが感想です。
ある程度スペイン語ができ、手続がうまくいかなくてもストレスに耐えられる方、手続を手伝ってくれる友人や弁護士がいる方にお勧めの方法です。
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