スペインのワーキングホリデービザは、1年の語学留学にも使えるし、仕事・旅行・趣味に没頭してもいいし、何もせずとにかくスペイン生活を楽しむことも可能。
でもそれなら汎用性の高いワーキングホリデービザを取得するべきなのでしょうか?
ワーキングホリデーと長期留学の違いとは
ワーキングホリデービザもスペインの学生ビザもスペインに長期滞在するためには欠かせません。ただ手続きや滞在資格に差がありますし、1年以上の滞在を目指す場合は注意が必要です。
では具体的には何が違うのでしょう?
ワーキングホリデー
- 年齢制限があり、参加できるのは18歳~30歳まで。
- 仕事・インターン・ボランティア・旅行…出発前から余り具体的に何をするか決定しなくてもよいし、到着後に何をしてもOK。
- 学校に通う必要がないので、語学留学よりも少ない費用で1年スペインに滞在できる。
- ワーキングホリデービザの延長は不可。
- ワーキングホリデービザを学生ビザに変更することは可能ですが、手続は日本で学生ビザを申請するよりも複雑&早い段階での準備場必要です。
- 申請は1度だけ。
スペインから出国せず、ワーキングホリデービザからスペインの長期学生ビザに書き換える方法はこちらをご覧下さい➡「日本に帰国せずスペインでワーホリビザを学生ビザに切り替える方法」
スペイン長期留学(学生ビザ)
- スペインの学生ビザを取得するには、語学学校に週20時間以上のスペイン語コースに申し込みする必要がある。
- 週20時間までのアルバイトはできるが、雇用主がアルバイト申請をしてくれた場合のみ合法的に労働可能。
- 学生としてきちんと学校に通っていれば、滞在延長が可能で手続きは簡単。
- 3年以上合法的に学生としてスペインに滞在すれば、雇用主が見つかった場合は労働許可への書き換えも可能!
- 学生ビザの申請は何度でも可能で年齢制限なし。
ざっと書くとこんなところでしょうか?
スペインのワーキングホリデーと長期留学ビザの特徴
せっかくスペインでの長期滞在の方法が2つあるので、どんな人がワーキングホリデーに向いていて、どんな人に語学留学が向いているのか目的別にみてみましょう!
ワーキングホリデー
- とにかく予算を抑えて長くスペインに滞在したい。
- 1年したら日本に戻る予定で、滞在延長には興味がない。
- スペイン語力のUPよりも、とりあえずスペインで暮らすのが目的。
- サンティアゴ巡礼路、スペイン&ヨーロッパ周遊など、長い時間が必要な旅行がしたい。
- 仕事・旅・スペイン語習得のどれも体験したい。
フラメンコ、スペインタイル、スペイン料理など長期で学びたいことがある人は、以前はスペイン語留学+お稽古でした。ただこれはとてもお金がかかります。ワーキングホリデーならば、フラメンコ漬けのスペイン生活も夢ではありません。
料理人も以前はなかなかアルバイト許可が下りないため、なかなかスペインのレストランで合法的に働くことは出来ませんでしたが、ワーキングホリデーならばスペイン各地を食べ歩きつつ色々なレストランで料理修業も可能です!
ただスペイン語学校に通う必要はないとはいえ、スペインは英語が殆ど通じない国なので、出来れば最低限のスペイン語をマスターしてスペインに行くか、スペインで語学学校に通う事も重要です。
スペイン文化の深い理解=スペイン語力です。当然面白い仕事ややりがいのある仕事には中上級以上のスペイン語レベルが求められます。
長期語学留学
- スペイン語力UPが一番の目標でDELE試験などにも積極的にチャレンジしたい。
- 1年以上スペインに滞在する予定で、現地で滞在延長したい。
- 仕事が見つかればスペインに住みたい。
- スペインの専門学校・大学院・大学受験を視野に入れての留学。
- 日本帰国後の就職に有利な滞在方法がよい。
語学留学の魅力は、しっかりと語学学校に通う事になるので何と言ってもスペイン語力がぐーんと伸びること。そしてDELE試験などを受けると日本での就職にも有利なこと。
特にこれからスペインとのワーキングホリデーが始まる場合、就職の面接においては、ワーキング・ホリデーの内容にもよりますが、一般的に見て語学留学の方がポイントは高いような気がします。
また、スペインで就職を目指す場合は、滞在許可の延長が出来ないワーキングホリデーよりも語学留学の方が可能性が高いでしょう。
あなたはどちらのタイプでしたか?
自分に合った滞在方法を見つけ、スペインをEnjoyして下さい!
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